カルソニック IMPUL Z 日本でもっとも人気を集めるモータースポーツ、全日本GT選手権。2004年にニッサンが投入した4台のフェアレディZの中で、B.トレルイエ、井出有治両選手のドライビングにより最終戦の鈴鹿で優勝を飾ったのがカルソニックIMPULZです。空力に優れたボディに500馬力をしぼり出すV型6気筒ツインターボエンジンをフロントに搭載。トランスミッションをデフの直前に置き重量配分を考慮したトランスアクスル、プッシュロッドタイプの4輪ダブルウィッシュボーンサスを採用するなど、スタイルに市販車の面影を残すものの、中身はレースを戦うモンスターマシンに仕上げられました。2004年シーズンは闘将と言われる星野一義監督の下、常に熱い走りを見せてファンをわかせたのです。